【LADYLIKE】オーソドックスな格好が好きな理由

昨日は
「オーソドックスな結論にたどり着きました。」
で終わったので
今日はオーソドックスについての話です。

というのは、昨日読んでいた本、
柏木博著
『ファッションの20世紀 都市・消費・性』
のラルフ・ローレンの項で、
「つねに差異を更新することで
市場を獲得していくはずのファッションが、
トラディショナルなイメージを持つという
パラドックス。」
という記載があったからです。

トラディショナルとオーソドックスは
微妙に意味が違うようですが、
概ね同じ意味として話を進めます。

流行には必ず終焉があります。
人が服を選ぶときには
「みんなと違う格好がしたい」
「みんなと同じ格好がしたい」という
相反する2つの気持ちがあります。
どちらが強く出るかは、
人によって違いますし、
時期によっても違います。

時期によって違う、
というのが流行とその終焉を
起こす原因だと思います。

流行は
「みんなと違う格好がしたい」と思う人が
そういう格好をすることによって生まれます。
そして
「みんなと同じ格好がしたい」と思う人が、
徐々に生まれた流行の格好を
真似ることによって広がります。
すると、同じ格好をした人が街にあふれます。

同じ格好をした人があふれると、
「みんなと違う格好がしたい」と思う人は
また別の格好をします。
そのうちに、
「みんなと同じ格好がしたい」
と思っていた人が飽きるのでしょうか。
人と同じ格好を好む人が徐々に
次に生まれた流行の格好を真似始めます。

というのが、流行とその終焉のサイクルです。
「違う格好」というのは、
主に直前やその少し前と違えばよいので、
だいぶ前の流行から引用されることは
よくあります。
それがリバイバルです。

最近の流行を見ていても、
私からするとかなり突拍子もない格好が
いくつかあります。
そうやって全く新しいファッションが
生まれることもありますが、
そういつもいつも全く新しくはできないので、
時に、オーソドックスな格好が流行ります。

日本色研の『日本のファッションカラー100』
で見てみると、
ニュートラ、ハマトラ、プレッピー
(1980年前後)
お嬢様スタイル(1985年前後)
イタリアンブランド、渋カジ、紺ブレ
(1990年前後)
モテ系(2000年代後半)
がオーソドックスな格好でしょうか。
ニュートラ・ハマトラの「トラ」は
トラディショナルの略なので、
そのものずばりです。

しかし、どちらかというと
このようなオーソドックスな格好が流行るのは
「時に」であり、
ほとんどは派手だったり
過剰な装飾がついてします。

私は人と違う格好をしたい方なので、
オーソドックスな格好をすれば、
手っ取り早く街にあふれている人たちとは
違う格好になるのです。
従来よく着られてきた、
それほど装飾の多くない格好なので
それほど醜くもないと思いますし。

でも一番の理由は、
「機能美」が感じられる、
どうしてその形なのか説明可能であるという
合理性、なのではないかと思います。

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