【LADYLIKE】美しい世界に生きたい

時間ができたら展覧会を見たいと
思っていたので、
こないだの日曜日に行ってきました。
ピカソの展覧会です。

学生の頃は土日のどちらかに
出かけて行って
午前と午後に1本ずつ見て
月に8本の展覧会を見た、
なんてこともしていましたが、
就職してからそんな余裕はなくなって、
めっきり行かなくなっていました。

ものすごく寒かった日のせいか、
日曜日の午後だというのに
混雑していませんでした。
超有名作品が出品されていない、
ということもあるかもしれないけれど、
ピカソの展覧会ですよ?
ポスターに使われた作品でさえ
かぶりつきで見られるほどの空き具合。
いいですねえ。
最近、話題の展覧会は
超混雑していてめげてしまいますが、
そこがまずとっても良かったです。

私は作品を見ることも
もちろん楽しみにしているけれど、
展覧会の空間も好きなんです。
作品が適度な間隔で置かれていて、
そこを人が見ているという空間も。
超混雑していたらそもそも
「空間」がありませんものね。
だから私は作品をすべて見終えた後、
作品の復習も兼ねて、
そして空間を楽しむために
順路を逆走します。
混雑していない展覧会だったら可能ですよ。

ピカソというとつい、キュビズムとか
そういった抽象画の印象が強いですが、
写実的な絵も本当に本当にすごいです。
写真みたい。
そういった基礎があってこその
抽象画の跳躍があるのだな、と
基礎の重要性を思い知らされました。
基礎ができていないと
「ただテキトーに描いているだけでしょ」
と思われてしまいますが、
きそができてこそだと、
「意図的にそうしたのだ」
ということが伝わります。

そして青の時代の作品やキュビズムの作品も
ピカソにとっては
そう見えているということですよね。
「ああいうのってどうやって
思いつくんだろう」と
昔は不思議に思っていたのですが、
高校の美術の授業で、
水彩画で自画像を描く課題に
取り組んでいた時に
隣で描いていた子が顔の影を
緑で塗っていたんです。
みんな驚いていたのですが、
彼女にとっては自然なことだったらしく、
却って驚いている私たちに対して
驚いていました。
その時に
「あ、彼女にはそう見えるんだな」
と思ったのです。

最近速読にはまっているせいもあってか、
ずいぶん見るスピードが上がりました。
学生時代は「元とったるで」精神が発露して、
結構時間をとって
1つ1つの作品を見つめていました。
まあ、体力がもたないということも
あるかもしれませんが(笑)
そんなにじいいっと見つめていなくても
受け取れるものは十分あるような気がしました。

しかしまあ、美しいというか
情熱を感じる作品群で、見終わるときに
「ここから出たくないな。
外の俗世間を見たくないな」
などと思ってしまいました(笑)
あれから丸2日間立って
すっかり俗な自分に戻ってしまっていますが、
「美しい世界に生きたい」
という気持ちを思い出すために、
これからも時間を作って
展覧会に行きたいと思います。

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