【LADYLIKE】チープな物との付き合い

洋裁道具の収納方法を
ネットで検索しています。
つい目が逸れて他の収納方法も見ていると、
100円SHOPの物をうまく活用している例が
目につきます。

すごいなあ…

私は、商品を見る時に
その価値が周囲の雰囲気に影響されて
見えるタイプです。
バーゲンでワゴンの中に
ぐちゃぐちゃに入っていると
その服が良く見えないタイプです。
つまり、高くつくタイプです…
まあ、バーゲンでないときの
ゆったりした雰囲気と
たくさん頂ける店員さんのサービス代込、
と思っているので納得していますけどね。

でも最近の100円SHOPの物は
安かろう悪かろうではないですよね。
以前、再生中のCDケースを立たせておくために
アンティーク風のスタンドを買いましたが、
ちゃんと金属製でした。
でも食品を保存するために
ゴールドのふたの瓶を買ったときは、
中に食品が入っていた空き瓶の形に比べて
「ちょっと違うんだよな…」
という形をしていたので、
デザインにキレが足りないのかもしれません。
などと難癖つけていてもしょうがない。

安い物が安く見えないようにするためには
1つ1つの物に
焦点が定まらないようにすること、
つまり、全体の雰囲気に魅力を持たせれば
1つ1つの物のチープさに目がいかない。
逆に、1つ1つの物がチープであることの
ギャップによって
全体の雰囲気に対する
評価を上げることができる。

などと考えているうちに思い出すのは、
シャネルのイミテーションジュエリーの話です。
「首からぶら下げた小切手で
自分が評価されるのは御免だ」
というようなことを言って
本物のジュエリーに偽物のジュエリーを混ぜて
つけたことで、シャネルは
「皆殺しの天使」と呼ばれるようになりました。
当時の女性の服装に表れた社会構造に対して
NOを言う、強い信念の現れです。

今の私はまだそこまで強い訴えを
はっきりと言葉や態度にすることが
できていませんが、
当たり前のことを当たり前に行うのは
意外に難しい、つまり
当たり前と思われていることが
ちゃんとできるということは
意外に価値のあることなのではないか、とか
トップクラスを目指すことは
もちろん大事だけれど、
トップクラスだけでは
現実の社会は成り立っていかないので
トップじゃないところでがんばっていくことも
大事なのではないか、といった訴えを
ぼんやりと持っています。
そんなところから
今のところのサイトのタイトルを
「究極の普通」としているわけですが、
そういったプレーンなものが
意外に100円SHOPにはなかったりします。
無装飾で雰囲気を出すとなると、
素材で雰囲気を出すことになります。
そうすると本物がほしくなるんですよね…
ということでやはり
お値段を信用してしまうことに。

私は服を作っている身でもあるので、
きちんと手をかけてきちんとお代を頂く、
という方向で行きたいので、
100円SHOPとのお付き合いは
まだまだ難しそうです。

P.S.
とりあえずあまり気に入らなくなってしまった
洋裁用具の箱を処分して、
暫定的に大きなポーチに入れています。
手放さないと入ってこない、と言いますしね。