スーツたらしめるもの

引き続き中野香織著『スーツの神話』より。

現在のスーツの上着には
余計なものがたくさんついているのだそう。
ラペル、ポケットのフラップ、カフスボタン、
前裾の丸み、たくさんのポケット。
そうだと知るまでは
何の疑問も抱かず受け入れていましたが。

しかしこれらは前時代のスーツへの
オマージュであり、
機能的には無駄でありながら
ないとスーツとしての
パワーがなくなるのだそう。

確かに、胸ポケットに
メモ帳やペンを入れていると
かがんだ時に落ちるし
(私の姿勢が悪いのだけど)、
腰位置のポケットのフラップは
万年、中に入っています。

だから私が作っているジャケットには
胸ポケットは作らなかったですし、
最初はポケットのフラップも
つけない予定でした。
周りの生徒さんたちの勧めで
フラップはつけたものの、
胸ポケットもつければよかったなあ、
と後悔しています。
ポケットチーフを入れればよかったんだ!と。

使わないものは捨てる!と
豊さが失われるということでしょうか。

ということで、作り始めたパンツには
そういったオプションをちゃんとつけます。